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2011.08/14 (Sun)19:33
知らない番号
知らない番号から電話が来て
おばさんの声で「鈴木さん(仮名)?」って聞かれた。
でも自分は田中(仮名)。
いいえ違いますって答えたら「じゃあ誰?」って言われて
びっくりしたし少しイラッときたから
「誰って言いませんよ、しかもいきなり失礼じゃないですか」
って言ったら電話切れた。
なんだろうと思ってたら
数日後にまた知らない番号(多分同じ番号)から電話。
出てみたらまた同じおばさんが「鈴木さん?」って聞いてくるから
「違いますよ」って言って切ってその番号拒否した。
そして一週間くらい経ってから今度は別の知らない番号から電話。
最近変なの多いなと思いながらとりあえず無言で出たらあいつ。
「鈴木さん?鈴木さんでしょ?」ってなぜか嬉しそうに言ってきた。
もう気持ち悪いし無言で切る。
そしたら今度はすぐにかかってきた。
驚いたけどいい加減腹が立ったので
注意しようと思って出た。
「あっ鈴木さん?鈴木さんだね?」
また嬉しそうな声。
「ちゃんと見てかけて下さい。違いますって。何回もしつこいですよ。」
って怒りながら言ったら
そのおばさんが男みたいな低い声で
「うん、だって田中だもんね」
って言って電話切れた。
知らない番号から電話が来て
おばさんの声で「鈴木さん(仮名)?」って聞かれた。
でも自分は田中(仮名)。
いいえ違いますって答えたら「じゃあ誰?」って言われて
びっくりしたし少しイラッときたから
「誰って言いませんよ、しかもいきなり失礼じゃないですか」
って言ったら電話切れた。
なんだろうと思ってたら
数日後にまた知らない番号(多分同じ番号)から電話。
出てみたらまた同じおばさんが「鈴木さん?」って聞いてくるから
「違いますよ」って言って切ってその番号拒否した。
そして一週間くらい経ってから今度は別の知らない番号から電話。
最近変なの多いなと思いながらとりあえず無言で出たらあいつ。
「鈴木さん?鈴木さんでしょ?」ってなぜか嬉しそうに言ってきた。
もう気持ち悪いし無言で切る。
そしたら今度はすぐにかかってきた。
驚いたけどいい加減腹が立ったので
注意しようと思って出た。
「あっ鈴木さん?鈴木さんだね?」
また嬉しそうな声。
「ちゃんと見てかけて下さい。違いますって。何回もしつこいですよ。」
って怒りながら言ったら
そのおばさんが男みたいな低い声で
「うん、だって田中だもんね」
って言って電話切れた。
2011.08/13 (Sat)21:09
謎のシール
その日の夕方、Aさんがアパートに帰るとおかしなことに気づいた。
注意してみないとわからないくらいの小さいシールが
自分の部屋の表札に貼られている。自分で貼った覚えもない。
もしかしたらセールスマンか近所の子供のいたずらなのかもしれない。
Aさんはシールを剥がすと何の気なしに向かいの部屋の表札に貼った。
数日後、Aさんが帰宅するとアパートの周りが騒がしい。
パトカーも来ている。
Aさんの階。
それも向かいの部屋から警察関係者が出入りしている。
同じ階の親しい人を見つけたので事情を聞いてみると、
どうやら向かいの部屋の主婦が強盗と鉢合わせてしまって
包丁で刺されてしまい予断を許さない状況だという。
強盗が警察に取り押さえられるときに
「くそっ!昼間はいないはずなのに!」と、捨て台詞を吐いたという。
その日の夕方、Aさんがアパートに帰るとおかしなことに気づいた。
注意してみないとわからないくらいの小さいシールが
自分の部屋の表札に貼られている。自分で貼った覚えもない。
もしかしたらセールスマンか近所の子供のいたずらなのかもしれない。
Aさんはシールを剥がすと何の気なしに向かいの部屋の表札に貼った。
数日後、Aさんが帰宅するとアパートの周りが騒がしい。
パトカーも来ている。
Aさんの階。
それも向かいの部屋から警察関係者が出入りしている。
同じ階の親しい人を見つけたので事情を聞いてみると、
どうやら向かいの部屋の主婦が強盗と鉢合わせてしまって
包丁で刺されてしまい予断を許さない状況だという。
強盗が警察に取り押さえられるときに
「くそっ!昼間はいないはずなのに!」と、捨て台詞を吐いたという。
2011.08/12 (Fri)19:40
引きこもり
俺の職業は精神科医なんだが、自宅の隣に
60代の夫婦と30歳ぐらいのその息子の三人家族が引越して来た。
息子はいわゆる引きこもりらしく、
その姿を見かけることはあまりなかった。
まー、その家族の口からは聞けないが、
そういう世間体とか気にして越して来たんだろう。
その息子は日が経つにつれ、外に出る回数も減り
いつしか全く部屋から出て来ない完全な引きこもりになってしまった。
毎晩のように、息子の部屋から母親の怒鳴り声が聞こえる。
玄関先で母親に顔合わせたりすると、
笑顔で挨拶してくれるが、明らかにやつれて来ていた。
隣の息子を見なくなってから、半年くらい経ったある日、
隣の父親の方が「明日家の方に来て欲しい」とお願いしてきた。
個人宅に訪問して診察したことはなかったが、
近所付き合いもあったし、了承した。
次の日、その家を訪れると夫婦揃って出迎えてくれた。
「こちらです」と母親に案内され、息子の部屋の前まで来た。
母親が「開けるわよ!」とドアを開けるなり、
「いつまで寝てるのよ!」と大声をあげながらベッドの布団を剥いだ。
その姿を見たとき、俺は驚愕した。
ベッドには、顔のない裸のマネキンが1体横たわっているだけだった。
そして、父親にこう言われた。
「診て欲しいのは、現実を受け止められない私の妻です」と。
俺の職業は精神科医なんだが、自宅の隣に
60代の夫婦と30歳ぐらいのその息子の三人家族が引越して来た。
息子はいわゆる引きこもりらしく、
その姿を見かけることはあまりなかった。
まー、その家族の口からは聞けないが、
そういう世間体とか気にして越して来たんだろう。
その息子は日が経つにつれ、外に出る回数も減り
いつしか全く部屋から出て来ない完全な引きこもりになってしまった。
毎晩のように、息子の部屋から母親の怒鳴り声が聞こえる。
玄関先で母親に顔合わせたりすると、
笑顔で挨拶してくれるが、明らかにやつれて来ていた。
隣の息子を見なくなってから、半年くらい経ったある日、
隣の父親の方が「明日家の方に来て欲しい」とお願いしてきた。
個人宅に訪問して診察したことはなかったが、
近所付き合いもあったし、了承した。
次の日、その家を訪れると夫婦揃って出迎えてくれた。
「こちらです」と母親に案内され、息子の部屋の前まで来た。
母親が「開けるわよ!」とドアを開けるなり、
「いつまで寝てるのよ!」と大声をあげながらベッドの布団を剥いだ。
その姿を見たとき、俺は驚愕した。
ベッドには、顔のない裸のマネキンが1体横たわっているだけだった。
そして、父親にこう言われた。
「診て欲しいのは、現実を受け止められない私の妻です」と。